今回は、OpenSeaでみつけたNFTを購入するの巻。
ではなくて、その欲しいNFTが紫ETH、つまりPolygonチェーンのETHで売っている。
でもおいらのメタマスクには、イーサリアムチェーンの黒ETHしかない。
そんなわけで、今回は紫ETHを手に入れる方法をしらべてみた。
黒(イーサリアム)ETHと紫(ポリゴン)ETH
OpenSeaをみると黒色のETHと紫色のETH、2種類のETHがあることがわかります。
- 黒色 : イーサリアムチェーンのETH。
- 紫色 : Polygon(ポリゴン)チェーンのETH。
ポリゴンのETHは、WETH(wrapped ETH)と表記される場合もあります。
なんで2種類も?って思うでしょうが、そういうもんなんです。
白いガンダムと黒いガンダムがいるようなものです。
今回は、紫色のポリゴンETHを手に入れる方法を紹介します。
これからやろうとしていることは、このおもち先生のTwitter投稿がわかりやすいです。
ETHをブリッジして紫ETHにする。をやっていきます。
Polygon(ポリゴン) 紫ETHを入手する方法
ポリゴンETHを手に入れるには、何種類か方法があります。
- 黒ETHを紫ETHにブリッジする
- Binance(バイナンス)などで紫ETHを購入する
今回は、黒ETHを紫ETHにブリッジする方法で紫ETHをゲットしたいと思います。
Polygon(ポリゴン)ETH入手に必要なもの
- メタマスク
- ネットワーク追加設定→ポリゴン
- ETH、MATIC を用意
- パソコン
今回のブリッジ操作は、すべてパソコンでおこないます。
メタマスク ポリゴンネットワークの追加
メタマスクにポリゴンネットワークを追加しておきます。
メタマスクを開いて、「ネットワークの追加」から追加項目情報を入力してポリゴンネットワークを追加。
ポリゴンネットワークの追加項目情報はこちら。
ETH、MATICを用意
取引所でETHを購入、メタマスクへ送金しておきます。
2022年7月現在、日本の取引所で買えるETHは、すべて黒ETHです。
ETHを購入するなら、bitbankがオススメです。
bitbankがオススメの理由
- 取引所形式でETHが買える。
- 18歳から口座開設可能。
MATICは、おもにポリゴンチェーンのガス代として使われます。
ポリゴンETHで販売されているNFTを購入する際に、ガス代としてMATICが必要になります。
黒ETH を紫ETHにブリッジする手順
イーサリアムETHからポリゴンETHへブリッジ(交換)する手順は、下記5つのステップになります。
- メタマスクに交換用の黒ETHを用意
- Polygon Walletへアクセス
- メタマスクを接続
- Polygon Bridge をする
- メタマスクでポリゴンETHの着金を確認
メタマスクに交換用の黒ETHを用意
取引所で購入したETHが、メタマスクに入っていればOK。
メタマスクのネットワークを、イーサリアムメインネットワークに切り替えておきます。
Polygon Walletへアクセス
ブロックチェーンをまたいで通貨を送金することを「ブリッジ」とよびます。
川をはさんで対岸の道を繋ぐ橋のイメージですね。
黒ETH → 紫ETHもチェーンをまたいでの送金になるのでブリッジします。
ポリゴンETHへのブリッジには、Polygon Web Wallet v2 をつかいます。
Polygon Web Wallet v2
https://wallet.polygon.technology/
メタマスクを接続
Polygon Web Walletのサイトにアクセスしたら、ウォレットを接続します。
「Connect to a Wallet」ボタンをクリックしてウォレット接続へすすみます。
お使いのウォレットを選択。
今回はメタマスクを選択し、接続への承認をおこなって接続を完了させます。
Polygon Bridge をする
メタマスクでの承認が終わると、ページ右上に自身のウォレットアドレスが表示されます。
この状態になればメタマスクの接続は完了しています。
つづいて黒ETH→紫ETHのブリッジにうつります。
「Polygon Bridge」をクリック。
紫ETHへ送金するETH金額の入力
ETHの送金フォームが開きます。
FromのEthereum chain から To のPolygon chain になっているのがわかりますね。
今回は、OpenSeaでNFT購入に必要な最低限のETHを送金します。
ETHの金額が入力できたら「Transfer」ボタンをクリック。
確認画面のひとつめが開きます。
今回の移動でサポートされているもの
- イーサリアムからポリゴンへの資金移動
- この移動には7〜8分ほどかかる
サポートされないもの
- バリデータへの委任
といった内容です。
このまま「Continue」ボタンへ。
2つ目の確認画面がひらきます。
ガス代の見積もりが表示されています。この画面では 〜$9.55 となってますが、実際のガス代とは違います。
「Continue」ボタンでつぎへ。
ここも「Continue」でつぎへすすみます。
この画面でメタマスクのネットワークが、イーサリアムメインネットになってないとエラーになります。
ガス代の確認
メタマスクが開いて、正しいガス代が表示されます。
今回の資金移動のガス代見積もりは、0.002529ETH となりました。
0.009ETH 約2,000円をブリッジするのに、0.002529ETH 約570円の手数料です。
まぁ、イーサリアムのガス代としては安いほうかな。
メタマスクでガス代を承認すると資金移動 ブリッジがはじまります。
イーサリアムのガス代を調べるなら
Ethereum Gas Chart
https://ethereumprice.org/gas/
ガス代は、日々刻々と変わります。
イーサリアムが混み合っているとガス代は高くなります。
あまりにもガス代が高すぎるときは、時間をおいてガスチャートをみながらタイミングを図りましょう。
ブリッジの開始
Polygon Web Walletのサイト上で資金移動が開始。
資金移動が無事ルートにのったことがピースサインとともに報告されます。
7~8分ほどかかるよ、と書いてあって、この状態でぐるぐる裏で処理しています。
サイト右上の1Pending のアイコンがぐるぐる回ってます。
この資金移動の間、かなりパソコンが重くなります。Mac Book Airも珍しくファンが回りだしました。
コワイのでしばらく放置。
ぐるぐる移動処理がつづいてすでに24分が経過・・・・。
7~8分って書いてあったけど、なかなかブリッジが終わりません。
おいおい、大丈夫かこれ
とソワソワしだした28分目に無事完了。
おそらくぐるぐる資金移動中にブラウザを閉じてしまっても大丈夫だとは思います。
けど、やっぱりコワイから放置推奨で笑。
メタマスクでポリゴンETHの着金を確認
さいごにポリゴンチェーンにイーサリアムチェーンのETHが届いているか確認しましょう。
「Polygon Wallet」をクリック。
この段階でETHの着金が確認できていなくても慌てない。
ETHの行の右端にマウスカーソルをもっていくと、メタマスクのアイコンが表示されるのでクリック。
メタマスクがたちあがります。
おっ、どうやらポリゴンにETHが届いてますね。
メタマスクにポリゴンETHのトークンを追加します。
「トークンを追加」をクリック。
メタマスクでトークンを追加して、Polygon Web Wallet にもどるとETHが無事に届いていることが確認できるはずです。
メタマスクもポリゴンネットワークに切り替えると、ポリゴンETHの着金を確認できるはず。
これで、無事に黒ETH から 紫ETHへのブリッジが終わりました。
ついでにMATICも少しふえてるみたい。
やった! これでOpenSeaで気になったポリゴンETHのNFTが買える!
まとめ
ポリゴン紫ETHを手に入れるには、
- Binanceで交換
- OpenSeaで交換
などの方法もあります。
今回のPolygon Walletを使って、イーサリアムETHをポリゴンETHへブリッジする方法は、
- アカウント登録なしでも使える
- 手数料も比較的にやすい
ので初心者にもおすすめの方法です。
ポリゴンNFTを購入するのなら、ブリッジ手順を覚えておきましょう。
ポリゴンETHのNFTは購入しやすい作品が多い
今回購入したのはこちらの作品。
もう好きです。
やばすぎるでしょ。
こういう見えそうで見えないの。嫌いなオトコがいるならみてみたい。
価格も、0.008ETHとポチリやすい。
OpenSeaをみても、ポリゴンETHで販売しているNFT作品は、黒ETHと比較して安い作品が多いです。
価格の障壁が低く買いやすいので、NFT初心者にもオススメです。
ETHが20万円を割ってきたいま (2022年6月12日時点)、NFTをはじめるには良い機会かも。